企画中の作品A

イザ子姫あらすじ?


 

『海って広いんだな……!!』

『驚いた?家でゴロゴロしてるより面白いだろ??』

『フン…家から眺める景色の方が綺麗だ。』

『確かに、イザークの家からだと山と湖が見えるよね♪アレは綺麗だと思うよ!!』

『珍しいな…素直に褒めるなんて……』

『でもね、景色+イザークだと最高だなぁvV』

『はぁ………っきゃあ!!』

『では折角だから記念撮影でも〜…アレ?イザーク何処ぉ?!』

『助けろぉアスラ〜ン!!!!』

 

 

今日、アスランが遊びに行こうと俺を海へ連れ出した。こうなったのにも色々訳があって…

まずは先週、教会に連れて行かれて結婚させられそうになり、半殺しにして逃げた。しかし…翌日に包帯だらけの格好で家にやってきて泣きながら俺を呼んでいた。少し可哀想だと思い入れてやったら、お医者さんごっこを強要された。…アイツ、幼児でもないのに何が楽しいんだ??

あんまり関係ないな…でも何時もこんな感じだ。

それで昨日は水族館に行った。でも、あいにく改装工事をしていたらしい…アスランは無理矢理開けさせようとしたが、俺が止めた。

結局、その後アスランの家でノンビリ過ごしたのだが…

『今日はゴメン!!あしたこそ水族館へ行こうvV』

『…来月まで改装工事だと言われただろ?馬鹿…』

別に水族館に行きたい訳じゃなかったのに、アスランは必死に謝っていた。優越感に浸れて悪くは無いが♪

『そうだ…じゃ、じゃあ!!代わりになる所っ…海とかは??』

『海?…遠いだろ?』

『平気さ!!近くまで自家用航空機で行けばすぐだよ♪』

…時々、アスランと自分の身分の差を感じる。まぁアイツは全然気にしてないけどな。

 

そんなこんなで海へやってきた。そして今はザラ家のクルーザーで遊覧中…

馬鹿と一緒にいると俺まで馬鹿みたいだ。でも初めて海を見る事ができたし許してやろう…

そうしてアスランと話していた俺は、もっと遠くが見たくなって船から身を乗り出した。

いわゆる独り●イタニック?をしていた俺は…

お約束の事ながらバランスを崩し、海中へと落下して行くのだった。

戻る