-1-

今日も…良い天気だ!!正に俺の登校を祝福しているようだな♪

「……フッ…ププッ、ハッハッハ!!」

 

優雅に校門をくぐりながら笑う胡散臭さ全開の男の名はイザーク・ジュール…

微妙に脳が湧いている高校一年生。コレでも生徒会長をしているエリートだ!!

 

「今日も笑ってるな、イザーク…」

「俺等、庶民を見下すのが好きなんだろ。生徒会長様はさ。」

「けっ、嫌な奴!!」

 

だが、一般生徒からは激しく嫌われている。

原因はイザークの小煩い性格…本人は仕事熱心なつもりなのだが、教師に媚びを売っている様にしか見えないのだ。

 

しかし、そんな彼にも友人くらいはいる。

 

「貴様ぁ、髪を逆立てるな!!」

「痛ぇ!!引っぱんなよ〜イザークぅvV」

「…アイツ、何時も注意されてないか??」

「あぁ、2年のディアッカだろ?アレが日課らしいよ…」

 

一人目はイザークに怒鳴られる事を至福の喜びと感じる不良モドキ、

ディアッカ。モドキな理由は…いずれ分かる筈。

ちなみに、趣味は料理と裁縫…

2へ

戻る