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そんなこんなで入学式がやってきた!! 「イザーク君、挨拶宜しく頼むよ。」 「はい!!」 ステージ横にて仁王立ちで腕組し、出番を待つイザーク。 予定では彼の歓迎の挨拶から式が始まる事になっている。
しかし―― 式開始予定時刻から、だいぶ経ったと言うのに始まる気配が全く無い。
「……まだ始まらないのでしょうか?」 「あぁ…新入生代表がまだなんだι」 「はぁ?!い、いえ何でも…」 「遅いな〜アスラン君…見てくるかな」 「それなら私が!!」 考えるより行動するタイプノイザークは『アスラン』を見たことも無い癖に、彼を捜しに飛び出していってしまった…
そして校門の前についた彼はやっと気付いた。 「アスランって…どんな奴だ??」と…
「うぅ…目覚ましが全部壊れるなんて〜!!19個もあったのに……」 「まぁ遅刻者全員を問い詰めるか。…お前がアスランか??!!」 とりあえず、遅刻者を発見した彼は無差別攻撃に出ることにしたらしく、相手に掴みかかって尋ねてみた。
「ひいっ…僕は、あ…ラ、ラス………」 「アスランなのかと聞いているんだ!!」 「違ぁあ゛ぁ〜!!…ぅぐ……」 苛立つイザークぬグラグラと肩を揺す振られ、相手は否定の叫びと共に意識を失い倒れてしまった。 「白目剥くな、呼吸しろっ!!ん?名札…ラスティ・マッケンジー??ちっ、ハズレか!!」 哀れなラスティ…入学早々ついてない。
「オイ、起きろ…死ぬなら俺の話を聞いてからだ!!」 ラスティを抱き起こし呼びかけるが返答は無し。 「ったく、見捨てる訳にもいかないし…俺の使命がぁ〜!!!!」 イザークが彼を抱えたまま騒いでいると、急に周りが騒ぎ出した… |
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