企画中の作品@
ザラデレラあらすじ?
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その日の午後、兄上がまたやってきた。…やっぱり暇人だよ母上。 『今夜、一緒に出かけよう!!』 入ってくるなり何を言ってるんだ?しかも面倒そうな話っぽいし… 『何処にですか?』 『舞踏会。女が群れて襲ってくる恐ろしい場所だ…』 兄上の女嫌いは今に始まった事ではないが、この調子では一生独身な気かする。何時もママンvVとか言ってる癖に、母上が嘆いてる事に気づいてないんだよな… 『それは兄上が魅力的な殿方だからだと思います』 『そ、そうか?////でも俺は白粉臭い女や香水臭い女は嫌いだ!!もっと無垢で飾らない子の方が…可愛い……と思う////』 『はぁ…』(今時いないよ…夢見るのは自由だけど) 『例えばア…アス……////』 『イザーク!!まだ準備が終わってませんよっ!!』 『母上が呼んでますけど??』(アス?アスト●ボーイのウラ●ちゃん?人間じゃないし) 『今行きます!!…じゃあアスラン、今夜を楽しみにしているぞ♪』 『え…?』 待ってよ!!俺は行く気なんか無いのに…はぁ、兄上は思い込みが激しいから今更言っても無駄か…仕方ない、御馳走の完全制覇でもしようかな。フフ…ザラ家の面汚し決定かもね。でも母上に怒られるか…最悪っ。
しかし、最悪なのは父上だった。 『レノアっ♪やっぱり君は何でも似合うvVピンクが良いか?いや!コッチの青も中々…』 『父上…私はアスランです。それに舞踏会まで女装させる気ですか?!』 父上が母上のであろうドレスを次々に着せては脱がしている。…俺はリ●でもジェ●ーでもバー●ーでも無いんですけど!! 『はっ!!すまないな……お前が舞踏会に行く気になったと聞いて、年甲斐も無くはしゃいでしまった様だ。しかし、レノアによく似ているっ…』
その後…父上が泣いて請うので、俺は結局ドレス姿のまま舞踏会に行く羽目になった。とりあえず女らしく振舞う事には慣れてるし、平気だろうけど…兄上の視線が痛い。何時も女装してるのに今更なんだよっ…まぁ公の場でするのは始めてか。 しかし慣れとは恐いな…別に恥ずかしくもなんとも無い。 こうして俺は馬車に揺られながら隣国、邪馬台国(ヤマト愛の国と言う意味)に向かうのだった… |