SUOMI・FINLAND
SUOMIとはフィンランド語で森と湖の国という意味
1996年1月3日〜1996年1月10日独身時代の一人旅
ロバニエミに2泊3日サーリセルカに3泊4日ヘルシンキに
1泊2日

到着したロバニエミ空港
ヘルシンキ・バンター空港で国内線に乗り換えてロバニエミへ。
長い長い1日でした。
飛行機はタラップを降りて空港ビルに自分の足で入ります。
気温は−20度近く、突き刺さるような寒さが襲ってきます。
でも空港ビルはクリスマスの絵が描かれ、あこがれつづけたサンタクロースの国に到着したという実感を感じました。
翌朝北極圏の入り口にあるサンタクロース村へ… 外にはクリスマスデコレーションされたツリーが…
 サンタ村の中を「これより北極圏」の看板が境界線上にあります
「ここから○キロ」と各国の都市までの距離が表示されています
やっと会えた、ずっと憧れ続けたサンタさんと… クリスマス直後のロバニエミの街はまだクリスマス一色…夜に見えるけど、これでも午後2時頃です。
 スキー場はほとんど人がいない状態。リフトはTバーです。
このリフトの下が−30℃になると上は更に−5℃以上下がる為、リフトは止まるそうです。
北緯68度50分のサーリセルカに到着。このとき気温−28℃!痛いような寒さが突き刺してきます。
生まれてはじめての犬ぞり体験!この時朝の10時… 自分で犬ぞりを操れるところはサーリセルカだけ!
途中、テントのある場所で休憩。
ガイドのカイさんがトナカイのハムでサンドイッチを作ってくれました。
テントはラップランドの民、サーメ人の伝統的なテントの形をしていて、薪で暖かいです。
あつあつのベリージュースが体の底から暖まりました。
 サーリセルカでの宿泊先のホテル、リエコンキエッピ。
 フィンランド語でリエコンは「雷鳥」の意味。キエッピは
 「巣」を意味します。姉妹ホテル「リエコンリンナ」も
 あって、「リンナ」は「お城」を意味しています。

 外気温が−30℃近かった為、玄関の近くとかに
 バナナやりんごが雪にさしてあった…
 バナナで釘が打てる世界なのだ…
 
 夜に見えるけど午後3:00頃です。
ホテルもこうして見ると絵本みたい…
トナカイそりに挑戦!民族衣装に身を包んだサーメの人にお世話になりましたおうちの中にも入れてもらって、ママさん手作りのケーキとあつあつのベリージュースをいただきました。 トナカイは普段放牧されています。トナカイの名前は全部言えるそうです。「何頭トナカイを飼っているの?」は「あなたの財産はいくら?って聞いているのと同じ失礼な質問にあたります。
また別のサーメ人宅を訪問しました。
おうちにはサーメの伝統的なテントもありました。
トナカイそりのサーメの人とは顔立ちも、衣装の色も全く違いました。このサーメの人は自給自足で生活し、トナカイを放牧し木の実や魚をとったりもしているそうです。
トナカイは大事な財産。
自分の家の家紋のような形が台帳に登録されていて、トナカイのお耳をその形にカットしています。
これで放牧していても自分のトナカイだと人目でわかるそうです。

ラップランドとは「追われた地」という意味。
ラップランド人という「追われた人々」という言葉を嫌い、自らをサーメと言っています。
文化は日本のアイヌ文化とも共通する部分があり、日本のアイヌの方と交流もあるそうです。
伝統の民族衣装はカラフルは縁取りはオーロラを示し、帽子はコンパスの役割をしているそうです。
ここでも、ママさん手作りのパンやクッキーをごちそうになりました。
最後の1泊2日はラップランドからヘルシンキへ移動して過ごしました。
この3人の鍛冶屋像がバスターミナルのある場所だから、わかりやすい目印でした。

スーパーマーケットではラップランドよりも英語が通じなくて苦労しました。
街の中もかわいいディスプレイがされています。

日本人にはほとんど会いませんでした。
フィンランドを代表する作曲者「シベリウス」を記念した公園です。
シベリウスの代表曲「フィンランディア」という曲をきっと耳にした人も多いでしょう。
シベリウス記念公園にはパイプオルガンのようなモニュメントがあります。

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